2015年11月24日火曜日

TSUNAGUの日常風景へ

まるで一枚の写真を切り取ったかのような、
そんな窓から見える風景には心が踊る。
その風景の人はにこにこ微笑んでいる。
沢山の風景を想像し、なんだか口元が緩んだりする。


パンやお菓子を焼くことを仕事(暮らし)としていますが、
おそらく、元来、いろいろと作ることが好きな気質のようです。
ドライアナベルと古いトランク


古い飾り台 ドライローズ
スパイスチャームクッキー
古い青い布と黒板
 

古いもの収集、経年変化から生まれるたくさんの風景。
パンとお菓子と素敵な古物たち、
そして訪れてくれる人が合わさって生まれる風景。
これがTSUNAGUツナグの風景、個性となれば嬉しい。




2015年11月18日水曜日

それがすべて


パンもお菓子も混ぜているものは同じでも、それを作る人によって、出来上がる生地というものは本当に違うものなのです。こんなに違いがでるのか!
素直にびっくりする。
もちろん、技術的なこともありますが、それよりも、、、、
作る人の気持ち、心の内面が生地の全体に表れる。
同じ材料なのに、、と思いがちですが、その人自身に似てきてしまいます。
本当?と思いがちですが、これは事実。
だから、怒った気持ち、悲しい気持ちで作ってはいけない。
そのエネルギーが全て、パンとお菓子に表れてしまいます。
だから常に自分に言い聞かせています。
美味しく、いい感じになれ、という強い気持ちだけを入れるのです。
その心が手に表れると信じています。それが伝わるのだと。
言い換えれば、愛なのでしょう。
やはり、それがすべて。
それがすべてなんだと思います。

2015年10月31日土曜日

心に効くもの

これからの季節、大きなクグロフをみんなで食べるとなんだか楽しい時間が過ごせる気がする。

子供の頃、毎日がとっーても長く思えた。
夏は、アサガオの観察をするのが好きだった。畳の縁側に寝転んでしきりにスケッチを描いた。
冬は、訪れる沢山のイベントが、子供心を掴んで離さなかった。
未だににおかしな話だが、ずっとアサガオの観察をして生きていけると本気で思っていた。
その時間が好きだった。
先生からは、もう少し急ごうねとよく言われた。それはお決まりのセリフだった。
今思えば、ちょっとのんびりしたマイペースな子供だった。

なんだか時間が経過するのが年々早くなっている気がする。

東京は、季節の変わり目がとても早くなった。何時からだろう。
サマーセールは六月から、ハロウィンは九月から、クリスマスは十一月から、年末年始の境目が曖昧となり、年々全てがすごい速さで加速し、あまりにも早すぎてよく覚えていない。

あまりにも早すぎる時間の流れに、やはり遅れ気味の私は、
時間が大切なものと気づき、なんだか急に焦ってみたりする。

何かに追われるように過ぎていく毎日には、
本当はもっと心に効く時間が何よりも必要なのかもしれない。
子供だった頃、アサガオ観察して、心が満たされていたみたいに。

例えば、とっても大きなパンを、みんなで一緒に分け合って食べたり、季節を意識した物にしてみたり、、、大人になったこの頃、とても心に効く時間だと思う。

そんな物が作りたい。
心に効く物を。








2015年10月29日木曜日

そんな思い

パンやお菓子を作って、"これ、あげます"なんて言ったりして、食べてもらうことがある。
食物にも好みがあるので、大丈夫かな?と不安ではあるが、
"いいんですか?"と、ちょっと戸惑いを見せながらも、受け取ってくれる。
本当のところは、食べている顔を見てみたいのであるが、、、なかなか難しい。
そうすると、多くの方に聞かれる。
"パン屋さんになるの?"と。
私は戸惑う。
"パン屋さんになるのかな?"とか言ってごまかしてしまう。

私が届けたいものはパン、お菓子自体ではないのだと思う。
言葉にするとあまりにも小さくなるような気がして、うまく表現できない。

おそらく、パン、お菓子を通したその先にあるものだろう。
もっと大きな、忘れてはならない、大事なもの。
パン、お菓子という形をした何か、、こう、特別なもの。
そんな思いで焼くのです。



2015年10月27日火曜日

アンバランスバランス



物をつくる時には感覚って、とっても大事。
そう思っている。
味もバランスだ。見た目もバランスだ。
素材の組み合わせ方もバランスだ。
物をつくるのが上手な人はバランス感覚が
ずば抜けているのに違いない。
均一にバランスがとれるようになると、面白くなっていき、
あえてアンバランスにして、バランスを
とるようになる。

柿とクリームチーズのマフィン。卵、バター不使用。
皆さんこの組み合わせに驚きますが、とても美味しいと思いますよ。

"アンバランスバランス"
????。
何の事と思われるでしょう。
以前勤めていたパン屋の主人さんに言われた言葉。
自分のことは案外自分ではわからないものだ。
日替わりのピザの盛り付けを担当する時、
それを見て、笑いながら言い放った。
「あなたはアンバランスバランスが得意ね」
???何のこと?意味がわかりません。
一応、いい感じにのせてますけど…。
まぁいいかぁ〜。
内心、そう思っていたが、今ならわかる。
初めからおそらく無意識にやっていたんだろう。
アンバランスバランス。
LOGO製作風景。不均一な石ころみたいなものを描き、なんとかバランスを保つようにしている。
この組み合わせを考えるのは楽しい時間になった。
アンバランスバランス~~って歌いながら今日も。











2015年10月25日日曜日

パッション



今、林檎、紅玉をフツフツ煮ながら、片手間に文章を書いており、この鮮明な真っ赤な色を見ていると、なんだか、こうメラメラと情熱的な気持ちが込み上げてくるのであります。林檎といえど、一個一個味が違う訳で、この煮ている林檎は果たして美味しくなるのか?と考えると、なんだか苦しくなり、心配性の私は、お腹の下のほうがクルクルと音をたてて、いろんな不安にさえ襲われてくるのです。居ても立っても居られなると、

パッション~

とか言ったりして、歌うようにつぶやいてみたりするのである。
独り言が多く、その独り言が、ふたり言のような大きさの私は、
かなり笑いを誘いますが、最近はもう随分と慣れてしまいました。


出来ないこと、初めてすることが、多いこの頃、やはり、すべてはパッションしかないと思い知らさせる。そう、この林檎だって、絶対美味しくするぞ
と強い意志でやっている訳で、これが弱いと、まぁ、ぼやけた、なんとも、はっきりしないものになるのです。



うん。 やっぱりパッションなのです。



2015年10月24日土曜日

普通のもの

何かを作り始めるときは、何度も何度も自分との対話をする。
何が好きか?と自分の声を聞きながら、手を動かしていく。
苦しくなって、机の周りをくるくると周り、コーヒーを飲み続けることもあれば、楽しくなってきて、好きな音楽を壮大にかけながら、踊るように作ることもある。

 

 




シンプルで混じりっ気のなものは、自分の全てをさらすことと同じだ。

”普通のもの” 

特別なものではなく、気張りもしないし、気取りもしない。
背伸びもしないし、萎縮もしない。
なんだか、まっすぐ筋の通った、内側からの強ささえ感じる、

”普通のもの”

作り続けよう、明日も明後日も。
皆さんの日常生活にそーっと溶け込むようなそんな”普通のもの”を。