2015年10月31日土曜日

心に効くもの

これからの季節、大きなクグロフをみんなで食べるとなんだか楽しい時間が過ごせる気がする。

子供の頃、毎日がとっーても長く思えた。
夏は、アサガオの観察をするのが好きだった。畳の縁側に寝転んでしきりにスケッチを描いた。
冬は、訪れる沢山のイベントが、子供心を掴んで離さなかった。
未だににおかしな話だが、ずっとアサガオの観察をして生きていけると本気で思っていた。
その時間が好きだった。
先生からは、もう少し急ごうねとよく言われた。それはお決まりのセリフだった。
今思えば、ちょっとのんびりしたマイペースな子供だった。

なんだか時間が経過するのが年々早くなっている気がする。

東京は、季節の変わり目がとても早くなった。何時からだろう。
サマーセールは六月から、ハロウィンは九月から、クリスマスは十一月から、年末年始の境目が曖昧となり、年々全てがすごい速さで加速し、あまりにも早すぎてよく覚えていない。

あまりにも早すぎる時間の流れに、やはり遅れ気味の私は、
時間が大切なものと気づき、なんだか急に焦ってみたりする。

何かに追われるように過ぎていく毎日には、
本当はもっと心に効く時間が何よりも必要なのかもしれない。
子供だった頃、アサガオ観察して、心が満たされていたみたいに。

例えば、とっても大きなパンを、みんなで一緒に分け合って食べたり、季節を意識した物にしてみたり、、、大人になったこの頃、とても心に効く時間だと思う。

そんな物が作りたい。
心に効く物を。








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