上空を見ながら、ぼーっと考えつつ、また独り言を綴る。
冬の寒さを感じつつ、眩しいくらいの光を浴び、
ポケットのiPhoneから流れる好きな音楽で全身を満たす。
言葉の芸術のような小説を読みながら、
ミルクのたっぷり入ったコーヒーを飲み大きく深呼吸を。
生きているなぁ…なんて感じながら嬉しくなる。
お店のお休みの日、仕込みをする。
好きな音楽をかけ、涙目になるくらい気持ちを高ぶらせ、
冬の光のように消えてなくなる前に、
今想うモノを丁寧に途中経過を楽しみながら作る。
渡す人を想いながら出来上がったパンやお菓子をラッピングし、なんて言おうかな…喋れるかな…なんて思ったり思わなかったり…
。
甘く想う時間。
まぁ、よくやるわね。大変でしょう。
はい。
大変ですね。
でも気持ちが泡のように消える前にやらねばならないのです。
たまに寝ることも食べることも忘れてしまい、
騒然な山を越えた後になんだか自由に作れる自分になっていて、
口元は多分半笑いで、、
可笑しなテンションで途中経過を楽しみながら作る。
甘く想う時間。
本屋に行くと、
バレンタイン特集なんて雑誌がどっさり積まれていた。
おそらく皆、多分チョコレートかなんかを渡すのだろうけど、
その渡すまでの数日、生活の時間が一変する。
まるで全身が温かいハチミツに覆われ、宙にふわふわと浮いた感じ
で、口で何を言ってるかすらわからない。あーでもない、
こーでもない、なんて、、、いいながらも気持ちは高揚していて、
ラッピングコーナーはそんな人達で混雑するのである。
気持ちってものは、掴んでも消えて、また掴んでも消えて。
明日には今の気持ちも過去になってしまう。
明日は今想うより強くなるのだろうか。
いや、だんだん薄くなって、やがて想うことも忘れて……
やっぱりビールの泡みたいに消えてなくなるのかと。
記録を取るべきか?そんなことを想いまた作る。
今をカタチに込めて。
想いが薄れてなくなるまえに。
大切な人を想う時間。
大切に作ることを慈しむ時間。
続いてゆくといいな。
もうすぐバレンタイン。
チョコレート買お。
甘く想う時間。
0 件のコメント:
コメントを投稿