2016年5月13日金曜日

本を作りました。発売のお知らせ

本の発売 お知らせ

 
本を作ってみませんか?
あまりにも急だった。
それは、12月末のこと。
独立し、活動をはじめて直ぐ、小さな蚤の市に出店をしていたことをきっかけに、お話しをいただいた。雑穀を使ってパンの本を作るのですが、お願いできますか?
そういう依頼だった。

あまりにも急なお話しに、
えっ?なんだろ?面白そうだけど、、。
こんなことってあるのか?
私でいいのか?なんでだ?
正直、かなり怖い気持ちもあった。
一通り、お話しを聞いて、恐ろしく口下手な私は、目を白黒させながら、あっ、はい。やってみます。お願いします。とだけ言った。
 
お店の物件を本気で探し始めようかな…と思っていたが、一気に風向きが変わった。初めての事であんまり事がよく分かっていなかったが、引き受けたからには、全力でやろうと思っていた。年末から2月の頭までは、ずっとレシピを作り、撮影に臨んだ。偶然にも素敵なメンバーに恵まれて、とても楽しい撮影だった。
それからは、原稿を書いたり、編集者さん達とやりとりを続け、、、、。やっと完成した。一冊にかける皆さんのパワーは凄い。一冊の本が出来上がるのは本当に沢山の人の力が重なり、一冊になるのだなぁ……と思った。本当に良い経験をさせていただきました。
5月18日発売!
雑穀で簡単!毎日のパンとお菓子   (光文社)
写真も素敵な本です。よかったらご覧くださいませ。


2016年5月11日水曜日

tsunagu bake 繋~あたたかな場所をつくる~

まずは、ご報告です。

5月8日、母の日。無事にお店の契約が完了致しました。
飲食業ということもさることながら、
パン屋という業種は設備の問題が、とても大変。
物件はおさえてはいたものの、、、、、、、。山あり、谷あり。
無事にやっと契約ができました。

なので、まずは「tsunagu bake  繋 あたたかな場所へ」のご案内です。

お店は横浜市都筑区すみれが丘という、けやき並木の住宅地の一角にあります。
ケヤキ並木の道沿いには美しささえ感じる住宅地があり、その並木道から枝分かれするように、公園や小学校、郵便局、魚屋、肉屋などが姿を見せ、のんびりあたたかい空気が漂う場所です。大きな道を一本入り、赤いポストのすぐ横、白い建物がこれから作る場所。

 


ここにに行く方法はいろいろとあります。

1、田園都市線 鷺沼駅 バス8分 すみれが丘公園前下車1分 

2、田園都市線 たまプラーザ駅 バス8分 すみれが丘南下車5分

3、横浜市営地下鉄グリーンライン北山田駅 バス8分 すみれが丘公園前下車1分

4、鷺沼、たまプラーザ、北山田駅から自転車、バイク、車。

そう。
ここは大きなビルが立ち並ぶキラキラした駅前ではない。
ゆっくりとした穏やかな、、そんな感じのする素敵な場所。


1人で作るので、駅前ではやろうと思わなかったのもあるが、、、
地域の人に愛される場所、駅から離れている分、
来てよかったと思ってくれる空間やモノを作ろうと思う。

話が変わり、、、、
昨日、美味しい食パンが焼けた。
こういうものを置いていこうと思えた。
食パン。
そう、今の時代、何処にでもある。コンビニでも、スーパーでも。
でも、美味しい食パンの姿は、エネルギーに満ち溢れている。
これを食べて微笑む姿を早く、見てみたい。


まだまだ沢山のことを決めていきます。
このお店は皆様が思い描くようなパン屋やお菓子屋とは少し異なるかもしれません。
それでも、それを個性に変えて、素敵な場所になるように全力で努めます。
これからも宜しくお願い致します。

ツナグベイク 藤本 由香利


























2016年5月3日火曜日

これまでの旅

 

 
去年11月にツナグベイクと名前をつけ、全て1人で制作するパンと焼き菓子やになりました。それからは、小さな家庭用の電気オーブンで、パンやお菓子を焼きまくる毎日。小さなイベントの参加しながら、レシピ本を作って暮らしておりました。

さて、この次は?
次はどうするか?
このままでは、いけない、、。
そんな気持ちばかりを抱えていた。
道は3つあった。

お店をやる。
小さな工房をとりあえず作りイベント参加をしていく。
活動をやめる。

この3つ。

真ん中の選択は初めから頭には全くなく、人に言われて気がついた。

やるか、やらないか。 よく聞くセリフ。

3月~4月、本の原稿を書きながら、物件を探して、ネット検索の毎日が続いていた。
だんだんわからなくなっていた、、、。
客観的に物事が見れずに、全てが同じに見えてくる。
勘が鋭いはずなのに、気持ちが弱くなり、鈍り始めていた。
何個かに絞ったものの、決められない。

いつも、私の最後の相談相手は、双子の姉だ。

双子であるが、私とは対照的な人。
彼女は、即決だ。
不思議なことに、最大ピンチになると現れる。
その日は、珍しく一緒に家でご飯を食べることになった。
メニューは確か、サラダ、ピーマンの肉詰め、スープにご飯。
私は食欲すらなく、ただただ座って、彼女の美味しそうに食べるのを見ているだけだった。
その姿を見かねて、彼女は、ちょっと私に見せてみ?と。

これっ。もちろん、右側。はい、決まり。

1秒だった。
これで、おしまいだった。

お店の場所がきまった。

そこは、ケヤキ並木の素敵な住宅地の一角。
横浜市都筑区すみれが丘だった。